私たちがふだん何気なく利用している川や道路は、先人たちがさなざまな苦労を乗り越えて営々として築いてきたものです。過去においてはその整備にあたって人々の心のゆとりや地球環境を考える余裕は少なかったかもしれません。
現代の日本社会は “ゆとり” や “癒し”がないといわれています。また効率的すぎた公共事業のあり方が疑問視されています。これからの社会資本整備はこれまでの反省の上に立ち、人々の心・自然現象の複雑さ・そこに住む動植物のことをよく理解した上
で進める必要があります。
「豊かな社会づくり」、それは技術者自身の心のゆとりから生まれるものと当社は考えます。近年の土木技術はその周辺技術の発達により、高度な処理が容易になってきています。当社は創業当初から図面の電子化に取り組み、また各種演算ソフトの導入・開発を行い、そこから生ずる技術者自身のゆとりを通して社会貢献できるよう心掛
けています。
当社は、地域の情報や高度な技術を背景に新しい公共土木設計のあり方を考え、その計画設計を通して豊かな地域社会づくりに寄与するとともに、信頼される企業づくりに努力しています。
代表取締役 前川 仁